オーリスタットで吸収されなかった脂肪は便と共に・・・

オーリスタットは肥満治療薬に用いられる医薬成分の1つで、多くの肥満改善薬に配合されている食欲を抑制するなどの中枢神経系作用がないものです。
そのメカニズムは腸内の消化酵素であるリパーゼに働きかけ、食事等から摂取した脂肪分に対して腸管で吸収されるのを抑制し、便と共にそのまま体外へ排出するというものです。
その抑制率については一般的に摂取した脂肪分の約25~30%と言われており、もちろんこれには個人差もあるとされています。
その安全性に関しては、審査が厳しいと言われるアメリカのFDA(食品医薬局)の認可も受けており、現在では複数の製薬会社からこのオーリスタットを含む肥満治療薬が製造・販売されています。
副作用については、主に脂肪とともに体内に吸収される脂溶性ビタミンが不足するとの指摘がされており、その他には稀に目のかすみや食欲減退、皮膚の変色や肌あれ等の報告事例があります。
また、服用する際の注意点としては、慢性的な吸収障害のある方や胆嚢に障害のある方又は妊娠中若しくは授乳中の方、更にアレルギーのある方は使用が禁止されています。
その他の注意点では排便に関して軟便や予期せぬ便意や頻度のおならなどが挙げられており、用法容量を守って正しく服用する必要があります。